昨年公開の映画「A Film About Coffee」ではルワンダがコーヒー生産国として取り上げられ、昨今ルワンダコーヒーの注目度はうなぎのぼり。そんなルワンダコーヒーに、先のルワンダ滞在ではどっぷり浸かってきました。

まだまだ日本では馴染みが薄いルワンダコーヒーですが、興味を引くような事実を包み隠さず10個まとめてみます!

 

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①コーヒー豆は国の輸出額第1位

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コーヒー豆は輸出総額の25%をも占めるルワンダの超主力です。日本でいう自動車のような立ち位置でルワンダ経済を支えています。

だからこそ、ルワンダ政府はコーヒー豆のさらなる品質向上とブランド力の向上に力を入れているんですね。

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②小規模農家による栽培

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南米など多くのコーヒー生産国に見られるような大規模プランテーションは、ルワンダにはありません。

元々ルワンダでコーヒー栽培が始まったのは、ドイツ植民地時代の1904年に外貨獲得の政策として各農家に70本のコーヒーの木の栽培を義務付けたことがきっかけです。

それから100年経った現在でも、40万もの小農家がそれぞれ少量ずつコーヒーを生産しています。各小農家は収穫したコーヒーチェリーをウォッシングステーションと呼ばれる各地域に点在する精選所に持ち寄り、そこでまとめて精選し、ウォッシングステーションごとにブランドとして販売する、という生産体制になっています。

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③地理条件はピカイチ

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国土全体が標高の高い山の上にあることによる豊富な雨量や、1日の寒暖差の著しい気候、「千の丘の国」と呼ばれるほど起伏の多い地形など、ルワンダの地理条件はコーヒー栽培においてピカイチに適しています。

これまでは未発達な栽培技術や精選技術のために、そのポテンシャルを活かしきれていませんでした。しかし政府主導で技術は改善されつつあり、[wc_highlight color=”red”]ルワンダのコーヒーは今後大化けする可能性を秘めているのです。[/wc_highlight]

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④アフリカ大陸初のCOE

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ルワンダは国際的な品評会として名高いCup of Excellence(COE)が初めてアフリカで開催された場所でもあります。

COEは[wc_highlight color=”red”]その年にその国で取れた一番うまいコーヒーを決める大会[/wc_highlight]です。優勝や上位入賞するとその農園の豆はネットオークションで超高額で取引されるため、どこの農園もCOEを必死で取りにいきます。その結果、COEは開催国のコーヒーの質の向上に大きく貢献しているのです。

ルワンダでは2008年の初開催以来、定期的に開催され、昨年は北部ガケンケの Muyongwe Coffeeが優勝しました。

COEについて詳しくはこちら。
コーヒーがもっと美味しくなるキーワード「COE」を知っていますか?

 

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⑤日本でのシェアは1%にも満たない

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そんなルワンダコーヒーですが、日本全体の消費量に占める割合は1%にも満ちません。こんなに美味しいのに。。

日本は世界で見てもコーヒー消費大国で(消費量世界4位)、ルワンダにとって大切な取引先です。ルワンダと日本がコーヒー生産国と消費国として、良好な関係を築ければ、それはルワンダコーヒー産業、特に農家にとって大きな支えとなるのです。

[wc_highlight color=”red”]ファムカフェはルワンダコーヒーの認知向上を目指して、美味しいルワンダコーヒーを販売しています![/wc_highlight]

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⑥ルワンダ人はコーヒーを飲まない

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コーヒー生産は盛んであるのに、ルワンダ人は伝統的にコーヒーより紅茶を好みます。コーヒーは、飲むとしても大量の砂糖をぶちこみます。農村部の年配の方はコーヒーを飲むと死ぬと思っている方も多いよう。とんだ風評被害です。

現在ではルワンダ政府やJICAなどの外部機関が「ルワンダ人コーヒーもっと飲もう運動」をやっており、若い世代を中心にコーヒーを飲む文化が生まれつつあるようです。

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⑦ツアリズムとしてのコーヒー

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ルワンダでは現在、観光客向けのコーヒーツアーがブームです。「A Film About Coffee」で取り上げられたHuye Mountain Coffeeがその火付け役となりました。

コーヒー販売以外からも収入を得ることは絶対的な収益を増やし、リスク分散に繋がります。また、人目を意識して農園管理にもっと力を入れるようにもなります。いいこと尽くめなんです。

僕もHuye Mountainでツアーに参加しました。コーヒーの木の栽培からコーヒー豆の精選、焙煎まで、[wc_highlight color=”red”]コーヒー生産の全てがわかるようになる内容で、[/wc_highlight]大満足でした。そら人気出るわ。

20ドルくらいで参加できるので、ルワンダを訪れた際は是非。

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⑧女性による手摘み・手選別

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ルワンダのコーヒー産業には女性が多く関わっています。ジェノサイド後多くの女性が未亡人となったとき、彼女たちの経済的な支えとなったのもコーヒー生産だったと言われています。コーヒーの木になったコーヒーチェリーを収穫するのも、ウォッシングステーションでの加工後の未成熟豆を取り除くのも、女性の仕事です。

女性たちが完熟豆のみを手摘みし、さらにハンドピッキングにより選別されたコーヒー。私たちが飲むのはそんな手のかかったルワンダコーヒーです。

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⑨コーヒー農家の収入は1日40円

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ルワンダのコーヒー農家の収入は政府により最低額が保障されています。それでも日本円にして1日40円程度で、世界銀行が定める貧困層の定義となるラインの1日1.90ドルを大きく下回っています。

コーヒー農家はコーヒーの他にバナナや芋類を同時に栽培しているので飢えることはありませんが、厳しい生活を送っていることは事実です。

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⑩ポテトフレーバーという課題

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ルワンダ特有のコーヒー生産上の課題として、ポテトフレーバーという、コーヒーからジャガイモの匂いがする問題が挙げられます。

カメムシの一種がコーヒーチェリーを吸うことによる細菌の繁殖が原因と言われていますが、未だ原因が不確かで、専門家が全力で研究しているものの根本的な解決には至っておりません。

ポテトフレーバーのする豆はごく稀に紛れているだけなのですが、1粒入っているだけで淹れたコーヒー全てがジャガイモの香りになってしまいます。厄介なのは、焙煎して豆を挽くまでその豆がポテトフレーバーかどうかということがわからないことです。ハンドピッキングで取り除けないんですね。

ルワンダコーヒーの普及を妨げている憎いやつです。早く原因が究明されて解決されることを祈るばかり。。

 

まとめ

以上がルワンダコーヒーについての10の事実です。興味を引かれる項目はあったでしょうか。

少しでもルワンダコーヒーに興味を持っていただけたら幸いです。機会があれば、柑橘系の酸味とクリーミーなコクが特徴のルワンダコーヒーを飲んでみてください!